自画像(04 January 2019)
みちばやし かつよし
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道林 克禎
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Michibayashi Katsuyoshi
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Ph.D(豪・ジェームズクック大学, 1994年)
■ 座右の銘
志あるもの事ついに成る(不詳)
一生勉強一生青春(相田みつを)
■ モットー
達成は過去,挑戦は未来,上には上がいる
今日は昨日の未来,明日は今日の未来
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ニコラ教授とオマーンオフィオライト調査
(1998年12月)
61歳になってもサイエンスに情熱を燃やせているだろうか?
47にして95の偉大な研究者に出会う(2012年11月)
一生勉強一生青春のまんまのムンク教授
大学院博士課程前期秋学期講義「ジオダイナミクス」の授業風景
環境学研究科冊子「環」の「授業拝見」の取材にて(2022.12.23)
地球惑星科学科3年生「岩石学実験」の野外実習
足助剪断帯で断層岩を観察(2023.5.16)
日本地質学会第130年学術大会(京都大学)で日本地質学会賞受賞
(2023.9.17@京都大学百周年時計台記念館)
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- 地球は何を見るのか何がおもしろいのか知らずに観察しても,何も語ってはくれない.
- 地球を知る(理解する)ためには,偏見をもち主観的に対峙しなくてはならない.それは,例えるなら美術館で名画を楽しむようなものである.
- 研究テーマを解決するためにあらゆる手段を惜しまず試してみること(ニコラ先生からの教え).
- 苦手意識を捨て,常にチャレンジしていくこと.
- 自分の研究は,自分が一番おもしろいはずである.熱く語ることに恥じらいをもたない.
- 議論では下手なプライドをもたず良いアイデアを尊重すること.
- 有言実行,全部やる.
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■ 研究テーマ |
- 地球を探る研究
:所謂「地質学」
- マントル最上部のレオロジー
- オマーンオフィオライト
- マントル捕獲岩
- 高圧変成帯の超塩基性岩体
- IODP マントル掘削
- 地殻深部・延性剪断帯の発達過程
- 中央構造線沿いの断層岩
- 丹沢山地の角閃岩の層状構造
- 蛇紋岩破砕岩とダイヤピル
- 海洋底研究(名大研究フロントライン)
- 縁海
- フィリピン海
- 伊豆・小笠原・マリアナ海溝
前弧マントル掘削計画
- トンガ海溝
- 中央海嶺,トランスフォーム断層
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■ 研究教育活動 |
- 研究業績
- 教育業績
- 研究航海
- 研究費
- 研究プロジェクト
- アウトリーチ・学外教育活動
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- Researchers' VOICE No.37(LINK)
My Best Word: 一生勉強一生青春
- 日本人最深部潜航記録を60年ぶりに更新したことから名古屋大学の研究成果発信サイトResearchers' VOICEで取り上げられた。当人的には趣味まで紹介されていて気恥ずかしいところもあるが,只の大学教員が快挙を達成することもある実例である。2021年当時に八方尾根登山した研究室の集合写真も掲載。
- 名大理学オープンキャンパスシリーズ(LINK)
地球惑星科学科 研究紹介(LINK)
- 2023年8月8日に開催された名大理学部のオープンキャンパスに向けて作成されたYouTube。マントルとカンラン岩について紹介しています。高校生へのメッセージを少し岩石に偏りすぎてしまったと反省しています。高校生のみなさん,理学部には科学の夢をもってきてください!([補足]単斜輝石の色を鉄が原因と説明していますが主にCrの効果です。もちろん鉄も鉱物の色に強く関わっています。)
- 名大理学部の授業をのぞいてみた〜岩石学〜(LINK)
- 2023年5月に理学部広報によって撮影された動画を元に岩石学の授業を紹介するYouTube。大学院博士前期課程(修士)2年生の松山和樹さんも登場。
- 名大研究フロントライン(note)
第93回名大カフェ
「深海9801m,岩石学者が本当に欲しかったもの」
- 2023年5月30日に開催された第93回名大カフェの様子を紹介したもの。伊豆・小笠原海溝最深部に潜航した当時の様子について語った。ポッドキャストも!
- 高校生向け理学部紹介パンフレット2024
「創れ,挑め,楽しめ 理学は謎に満ちている」 (PDF)
- 2024年版の高校生向け理学部紹介パンフレットの地球惑星科学科の紹介ページ。「奇跡の惑星」を解明しようという題で本学科の魅力が伝わるように努めたつもり。
- 環境学研究科広報誌「環KWAN」 2023 Spring
授業拝見「ジオダイナミクス」(PDF)
- 環境学研究科の広報誌「環KWAN」の2023年春号に博士前期課程(修士)向けの講義「ジオダイナミクス」が紹介された。大学院生2名の授業の感想を含めて講義のねらいなど。
- 名大の授業
「岩石学」(LINK)
- 「名大の授業」で理系科目として春学期に理学部地球惑星科学科2年生向けに開講している岩石学の紹介。
- 理学部広報誌
「理フィロソフィア」spring-summer2019
マントルとジオコスモスの探求(PDF)
- 理学部広報誌に掲載された記事。マントル地質学とした潜航調査から掘削科学までマントル研究の面白さを紹介。
- 環境学と私「環境学研究科ウェブサイト」
岩石学者の環境問題(LINK)
- 環境学研究科の公式ウェブサイト内のコンテンツ「環境学と私」に掲載された記事。岩石鉱物学と環境問題を天地人の視点から結びつけた。結構気に入っている文章。
- 最先端研究を訪ねて
【地質学】海底のカンラン石を調べ,巨大地震をおこす地球の躍動を探る(LINK)
- マントルと海溝研究の魅力を紹介。東大地震研とのアポイ岳登山の様子や2019年当時の研究室の集合写真も掲載。
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■ 道林の研究内容がかわる解説書 |
- 道林克禎, 2023. マントル地質学〜惑星探査みたいなフィールドサイエンス〜. 日本地質学会賞2023年受賞記念講演,日本地質学会News, 26(11), 16–19.(PDF file)
- 日本地質学会第130年学術大会(京都)の初日(2023年9月17日)に京都大学百周年時計台記念館の表彰式及び各賞授与式における日本地質学会賞の受賞記念講演の内容を原稿にしたもの.これまでの研究歴と実績も紹介している.
- 道林克禎, 2023. 伊豆・小笠原海溝最深部への潜航備忘録. 科学(岩波書店), 93, 99–103. (PDF file)
- 2022年8月13日に日本人最深部潜航記録を更新した潜航当時の様子を潜航備忘録として記録した内容.岩波書店「科学」編集部のご好意により科学通信欄に潜航に至る経緯から潜航時の船内の状況まで,記憶が薄まっても読み返せば思い出せるように,何を感じ何を考えていたのか書き留めた. 読んだら潜航疑似体験できるかも.
(岩波書店の許可の下でPDFファイルを公開)
- 道林克禎, 2021. 深海掘削計画における基盤岩掘削科学の貴種流離譚. 地学雑誌, 130, 461–482.(PDF file)
- 深海掘削計画の歴史的経緯をダーウィンから遡って解説. モホール計画の掘削候補地点が決定していた事実も紹介した海洋底のハードロック掘削科学を知る基礎資料となることを目指した内容.
- 道林克禎, 2019. 深海掘削計画とマントルの直接観察.圧力技術, 57, 148-154.(PDF file)
- モホール計画に始まった国際深海掘削科学計画の研究史と掘削科学の動向について解説.
- 道林克禎, 2017. マントル掘削計画 モホール計画と前弧モホール計画,そしてオマーン陸上掘削. 海洋調査技術, 29, 21-24.(PDF file)
- 道林克禎,2016. 超深海海溝のマントル直接研究〜まるで惑星探査みたいなフィールドサイエンス〜. 化学と工業, 69, 446-448.(PDF file)
- なぜマントル研究をやるのか?どうやってやるのか?について解説した総説.しんかい6500による潜航調査とマントル掘削についても説明.楽しく読んでもらうことを目指した内容.
- 道林克禎,2015. 最上部マントルかんらん岩の結晶方位ファブリックとP波速度構造. 地学雑誌, 124, 397-409.(PDF file)
- かんらん石の結晶方位データについて新しい手法を提案した総説.英文論文よりも解説が丁寧かも.
- 道林克禎,2012. かんらん石ファブリック:上部マントル構造を探る手がかり. 岩石鉱物科学,41, 267-274. (PDF file)
- かんらん石の結晶方位解析の重要性と問題点を解説した総説.アップデートしたい内容でもある.
- 道林克禎,2008. かんらん岩の構造敏感性と弾性的異方性. 地学雑誌,117(1), 93-109.(PDF file)
- かんらん岩研究を志す学生諸君に向けて書いたつもりの総説.読み返す著者自身も勉強になる内容.
- 道林克禎,2006. かんらん岩の構造解析と地球内部のレオロジー. 日本レオロジー学会誌, 34, 291-300.(PDF file)
- フィールドサイエンスとしてのかんらん岩研究を解説した総説.特にオマーンオフィオライトについて言及した内容.
- 道林克禎,2000. SEM-EBSPシステムによるカンラン岩の結晶方位解析.構造地質, no. 44, 63-66.(PDF file)
- 日本の地質学会におそらく初めてカンラン石の結晶方位解析について紹介した論文.当時はEBSD法ではなくEBSP法としていた.
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■ 略歴 |
- 出身:静岡県佐久間町
- 昭和56(1981)年3月
- 昭和59(1984)年3月
- 昭和63(1988)年3月,学士課程修了
- 平成2(1990)年3月,修士課程修了
- 平成6(1990)年3月,博士課程入学
平成2(1990)年3月〜平成5(1993)年9月
- オーストラリア政府国費留学生
- ジェームズクック大学博士課程奨学生
- 1992年度博士課程最優秀研究発表賞
- 1993年度博士課程最優秀研究発表賞
- 平成5(1993)年12月,博士論文提出
- 平成6(1994)年7月, 博士号(Ph.D)取得
- 平成6(1994)年4月〜9月
- 日本学術振興会特別研究員PD
- 東京大学地質学教室第二講座(構造地質学)
受け入れ教官:吉田鎮男助教授
- 平成6(1994)年6月
- 平成6(1994)年10月〜平成14(2002)年3月
- 平成9(1997)年8月〜平成11(1999)年8月
- 日本学術振興会海外特別研究員
- フランス・モンペリエ大学
- 平成12(2000)年8月-9月
- 日本学術振興会特定国派遣研究員
- フランス・モンペリエ大学
- 平成14(2002)年4月〜平成19(2007)年3月
- 平成19(2007)年4月〜平成25(2013)年3月
- 平成21(2009)年4月〜平成30(2018)年3月
- 平成25(2013)年4月〜平成27(2015)年3月
- 平成27(2015)年4月〜平成28(2016)年3月
- 海洋研究開発機構
海洋掘削科学研究開発センター
上席招聘研究員
- 平成27(2015)年4月〜平成30(2018)年3月
- 平成27(2016)年4月〜平成30(2018)年3月
- 平成30(2018)年4月〜現在
- 令和元(2019)年8月〜現在
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毎年恒例非公式行事
ボジョレー・ヌーボー・パーティー
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