◆ ISPRS Commission VIII Best Paper Award
  • 受賞者:陳 学泓(チェン シュエホン)(D1,担当教員:山口 靖)
  • 受賞日:2010年8月12日
  • 論文名:A new measure of classification error; designed for landscape patern index
  • 【受賞理由】
  • 画像上での土地被覆分類結果などの精度評価は、従来、各画素毎に行われていた。しかし、空間指標のように2次元の空間パターンを扱う場合には、対象画素の周囲での分類結果の空間分布パターンも考慮して評価すべきである。本論文はこうした考えに基づき、新たな精度評価法を提案したが、この方法が高く評価された。

  • 【受賞について一言】
  • 8月9日から12日に京都で開催された「写真測量とリモートセンシングに関する国際学会第8部会(ISPRS Commission VIII)国際シンポジウム」において、陳学泓君が口頭発表を行った論文が、Best paper awardを受賞した。共著者は、指導教員の山口靖教授と北京師範大学の陳晋教授である。


    ◆ (社)物理探査学会 第121回(平成21年度秋季)学術講演会 優秀ポスター賞
  • 受賞者:渡辺 志穂 (M2(発表時), 担当教員:山口 靖)
  • 受賞日:2010年6月1日
  • 題目:月の地下エコー検出のためのLRSデータ解析方法の検討
  • 【受賞理由】
  • 学術講演会優秀発表賞は、若手会員による研究を促進し、その成果を学術講演会で積極的に発表していただき、学会全体の活性化につなげることを目的としています。35才以下の発表者(登壇者)を対象としており、優秀講演賞(口頭発表)と優秀ポスター賞が設けられています。 審査は所定の審査表を用いて主に各セッションの座長が行います。採点項目には、プレゼンテーションの状況(スライド・ポスターの見やすさ、発表の分かり易 さなど)、研究成果の技術的内容(新規性、完成度など)、発表時間、質問への対応状況などがあります。

  • 【受賞について一言】
  • 日本の月周回衛星「かぐや」によって、世界で初めて月全球に渡る月面下構造探査が行われました。本研究では、月面下構造を抽出するためのノイズ除去の方法を検討し、月面下に堆積する溶岩量の推定を行いました。研究対象が「月」というのは、物理探査学会の発表としては稀なことだと思いますが、多くの方がこの研究に興味を持って下さり、このような賞をいただけたことをとても嬉しく思います。


    ◆ 第20回廃棄物資源循環学会研究発表会 優秀ポスター
  • 受賞者:青山 ちひろ (M2,担当教員:高野 雅夫)
  • 受賞日:2009年9月18日
  • 発表名:ショッピングセンターから排出される乾燥食品残さを肥料に用いたサラダナの養液栽培法の開発
  • 【受賞理由】
  • 本研究では食品残さを堆肥化の過程を経ずに利用することにより、残さの持つ窒素成分を失うことなく、窒素肥料として高効率に利用した点が評価されたものと思います。また本研究では、作物の栽培には養液栽培を用いているため、農地だけでなく、都市部でも食品残さを用いて作物の栽培を行える点が評価されたものと思います。

  • 【受賞について一言】
  • この技術自体は誰でもできるもので、そこがすごいところでもあります。私にこのような研究をする機会を与えていただいたことに感謝しています。また、私たちの研究グループの成果がアカデミックな場でも評価されたということが嬉しく思います。先入観なしに見てもらえた気がします。「(研究室の)皆〜、やったよ〜、私達がやっていることはもっと自信もっていいんだよ!」と言いたくなるような感じです。今回の受賞を受けて、これからもがんばっていきたいと思います。


    ◆ 日本リモートセンシング学会優秀論文発表賞
  • 受賞者:赤池 隆直(富士通(株))H18年度本学修了生、山口 靖(環境学研究科・教授)
  • 受賞日:2007年5月10日
  • 【受賞理由】
  • 平成18年秋に開催された日本リモートセンシング学会第41回学術講演会での「ASTERデータによる森林域での潜熱フラックスの推定」との標題のポスター発表に対する受賞である。従来法の欠点を丁寧に改良している点,ASTERデータの有効性を明快にプレゼンテーションしている点,潜熱研究としてのインパクトが大きい点,発表資料の作りが良い点などが評価された。

  • 【受賞について一言】
  • 赤池隆直君(発表当時は修士2年)と山口 靖(教授)の連名での受賞。日本リモートセンシング学会では,春と秋の学術講演会での発表論文の中から優秀なものを表彰している。この受賞は,平成18年秋に沖縄県那覇市で開催された第41回学術講演会でのポスター発表に対してのものである。この講演会では口頭発表71件,ポスター発表81件と当学会単独開催では最多の発表があり,口頭発表とポスター発表からそれぞれ1件ずつが優秀論文発表賞を受賞した。