存否スペクトル解析法ってなに?
存否法(SOMPI Method)は、時系列データのスペクトル解析法の一つで、周波数分解能が高く、周波数と同時に減衰定数も求めることもできる方法です。
この解析法は1980年代中頃に当時、名古屋大学地球科学教室に所属していた熊澤峰夫、山本明彦、古本宗充、深尾良夫、水谷仁らの各氏の共同作業によって開発されました。
その後、地球自由振動の解析や火山性低周波地震の解析に応用され、地球科学の分野で応用が進む一方、NMRデータの解析など、他の分野での応用も進められています。
このページは、地球科学に限らず、さまざまな分野の方に存否法を知っていただき、新しい応用分野を開拓することを目標にしています。てっとりばやく存否法を知りたい方は、Lesson 4の例題を見た後に、Lesson 6のサンプルプログラムを走らせてみてください。
5/Oct/1999 updated
名古屋大学大学院理学研究科
地球惑星科学教室
Lesson 1. 存否スペクトル解析の目標
Lesson 2. 「波素」とAR過程
Lesson 3. 存否法のアルゴリズム(工事中)
Lesson 4. 例その1:合成時系列データの解析
Lesson 5. 例その2:観測データのスペクトル解析(工事中)
Lesson 6. サンプルプログラム in MATLAB
Lesson 7. 文献案内