Lesson 1. 存否スペクトル解析の目標


 下の図の時系列「データ」は、その下の三つの単純な波(振幅が指数関数的に減衰する正弦波)とノイズの重ねあわせでできています。

  このような時系列データが与えられたときに、それぞれの単純な波(存否法では「波素」と呼ぶ)およびノイズとにデータを分解することが、存否スペクトル解析の目標です。

  ここで言う「単純な波」は、振幅が指数関数的に増大していてもよいし、振幅が変化しない普通の正弦波でもOKです。