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私たちの研究室では，惑星科学から地震・火山物理学，非線形地球物理学まで幅広く研究をしていますが，研究室セミナーは毎週一回，4年生から大学院生，教員まで一堂に会して行っています．そこでは構成員が自分の研究について発表し，熱心に議論します．私たちの研究室セミナーの特徴は，議論がとても活発なことで，基礎から応用までいろいろな観点から質問が飛び交います．その場で発表者だけでなく参加者全員が，いろいろな意味で理解を深める場となっています．

基礎的な大学院講義やセミナーも用意されています．外部から入学した大学院生の中には，地球惑星科学を十分に学んでいない学生もいますが，授業や基礎セミナーを通じて，基礎を補う勉強をすることができます．

修士課程の研究テーマは指導教員との相談によって，４月中に決まり，その後2年間でじっくりとテーマを掘り下げてもらいます．半年に１度程度で，研究室セミナーで進捗状況を報告してもらいます．2年生の初秋に教室で中間発表会が開かれ，ポスター発表を通じて他分野の教員や学生からコメントをもらうことができます．最終発表は2月に行われ，口頭発表の後に活発な質疑が行われます．それを乗り越え修士論文を書き上げれば学位を手にできます．多くの学生は，入学時からは見違えるほどタフになって，修士を修了していきます．

博士課程に進むと研究三昧が楽しめます．１人の研究者として,自らの研究・論文作成を行うとともに，後輩への指導経験を積むこともできます．一生懸命書き上げた主著論文が欧文査読誌に掲載決定されれば博士の学位の申請ができます．

研究室にはサロンがあり，時に飲食を楽しみながら，夜遅くまでサイエンスの議論を交わすことができます．また，年に一度は，2泊3日で合宿を行い，外部講師を含めて議論の花を咲かせます．

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