トピック3 北アルプス北部地域での地質調査
残雪期の調査
3000m級の山々が連なる北アルプス北部の白馬岳地域。そこで地質調査をしました。6月の梅雨時まで残雪が多く、10月には雪の季節となり、調査期間が短い地域です。しかもほとんどの行程は徒歩で、急峻な地形で沢には多数の滝が行く手を阻みます。しかし残雪期にはそれらの滝は雪に埋もれており、容易に沢を遡行できます。地質の研究者がこれまでに踏み入れていない沢もいくつか調査しました。また通常では近寄りがたい岩壁に容易にアクセスできます。
白馬岳特製氷抹茶ミルク金時
残雪期の調査の楽しみの一つに、白馬岳特製氷抹茶ミルク金時があります。残雪にインスタント抹茶、練乳、缶詰の小豆をのせて完成。
春山調査の注意事項
春山の日差しは大変強烈になっています。紫外線予防の日焼け止めクリームとサングラスは必需品です。またテントを一日張ったままにして調査から帰ってくると、テントの周りのみ融雪が進み、テントは座敷牢の様になってしまいます。上流に残雪がある川を調査する際は融雪による増水に注意しましょう。午前は難なく渡れた川が午後には渡れなくなります。
宿泊は岳栄館へ
山岳地域の調査を終えて下山すると、膨大な量の夕食と気心が知れたご夫婦が待っている白馬村の定宿岳栄館へ。おすすめです。