前半は渥美半島での実習で採取した貝化石と珪藻化石の分析を行います.


貝化石のクリーニングと分類法(全3回)


(実験風景)皆さん仲良く真剣に取り組んでいます


ひたすら貝の種同定を行います
名前はわかったかな?


TAだって見ているだけではありません
学部生に負けないようにと真剣に取り組む香取君


含珪藻化石堆積物の処理方法と古環境解析(全3回)

一日目


まずは先生の説明を良く聞いて作業を始めます


薬品を使わない方法でプレパラートを作成します


完成した簡易スライドで,サンプル中に珪藻化石が入っているか確認します


こちらは過酸化水素水を入れて処理する方法
反応が良く,泡が出ているのがわかります


ドラフト内でバーナを用いて加熱します
突沸しないように気をつけて!

二日目


懸濁液をピペットを使ってカバーガラスの上に滴下し,
ホットプレート上で50度で乾かします
あふれさせないように気をつけて!


乾いたらその上から封入剤(プリューラックス)を滴下し,
アルコールランプで熱してスライドガラスにくっつけます


完成したプレパラートを見る前に,珪藻化石の数え方を説明
合計100殻になるまでカウントします


さあ,どんな珪藻化石が入っているかな?

三日目

ひたすら出てくる珪藻を分類・カウントします
全員のデータをまとめてリポートを提出してくださいね


分子系統解析の基礎実験(全3回)

二日目

コメントはTAの香取君


今日は前回PCRで増やしたDNAを電気泳動で確認する実験です
今回の実験は比較的作業は簡単でかつ面白いものとなっています
写真はTAの香取(俺ですが)がアガロースという高純度の寒天に発ガン性物質のEtBrを添加しているところ
取り扱い注意


パラフィルム上に,DNAの重み付けと着色を行うためのローディングバッファーという液体を並べていきます
何となく作業的にはケーキに生クリームをホイッピングする作業に似ています

そんなことを考えていたらお腹が空いてきて,

赤いEtBrイチゴシロップ,
青いバッファー
ブルーハワイ

に見えてきましたねえ


先ほど作成したアガロースゲルを電気泳動槽にセットし,着色したDNAを投下しているところ
小さな穴にマイクロピペットを使ってDNAを流し込む,かなり神経を使う作業です

アガロース(寒天)を見ていたら
お腹が空いてきてゼリーを食べたく(以下略)


電気泳動したDNAが増えているか紫外線放射装置を使って確認しているところです
うまいこといってれば綺麗な筋となって確認できます

紫外線を直接じっくり見ると目が火傷しちゃうので防護マスクを着けて観察します
一人髪形を気にして頑なにかぶらない子がいました(写真手前)


どれが増えてどれが増えなかったかまとめて,その理由を考えているところ
3班が・・・.

余談ですが,今回の実習中,カメラマンの河邑さんが持ってきてくれた須藤先生の本が学生たちに大人気でした
生圏の未来は明るい・・・?


石灰藻(無節サンゴモ)の分類と石灰岩構成生物の同定法(全2回)


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2009年度 地球生物学実験