授業要覧はスペースが限られているのと,原稿提出が2002年12月13日までということで,十分書けませんでした.ここに随時,追加/修正していきます.
担当講師:渡邊誠一郎(大学院環境学研究科地球環境科学専攻)
E-mail: seicoro@eps.nagoya-u.ac.jp
担当TA:横畑友貴(大学院環境学研究科地球環境科学専攻修士課程2年)
E-mail: yokohata@eps.nagoya-u.ac.jp
時間:毎週金曜日5限(16:30〜18:00)
テーマ:「地球環境問題の時代を生きる貴方(君)と僕」
略称:「環境時代」
●本講義の目的およびねらい テーマ:「地球環境問題の時代を生きる貴方(君)と僕」 ・なぜ? 地球環境問題は,気づかぬうちに貴方の将来に大きな影響を与るから. ・だから? 困難な時代を生き抜く思考力と行動力,スキル,自己表現法を鍛えよう. ・具体的に? チーム毎に環境問題に関する課題を見つけ,レビュー検討を発表します. ・どう? 科学文献を読む練習/PCによるプレゼン/文献・発表への批判力育成. ・できるの? 授業時間以外にも学び/考え/議論する楽しさを知りましょう.グぇ!? ●履修条件あるいは関連する科目等 ・基礎知識は特に必要としません.貴方は地球環境問題について何を知っているの? ・金曜の夕方(16時半〜18時過ぎ)がつぶれてもいい方(これ重要ね). ・学ぶ意欲を持ちたい君,もしくはそれを余計なおせっかい!と感じる貴方.履修して! ●授業内容 地球環境問題をネタに,貴方が思考法や,文献の読み方,レポートの書き方,プレゼンの やり方を学んでいきます.以下は授業スケジュールの当初案です.予定ですので,受講す る皆さんの希望に応じて改変/ペース変更されます.君ならどう変えたい? 1回 ブレインストーミング:君と僕の自己紹介.将来予測? チーム編成の予告! 提案:天気が良ければ,東山キャンパスを歩いてみない? 2回 地球環境問題を考えるチーム結成:地球環境問題とは? チーム編成・課題探し 3回 日本語科学文献の読み方:読んで分かるとは? 意見の整理「成長の限界」要諦. 4回 PCによるレポート・メールの書き方:短く明確に! WEBの活用術. 5回 課題案の発表会:発表法・議論法:課題の明確化,数理的ツールの概説. 6回 プレゼン道その1(プレゼンツールを使う):上手なプレゼンとは? 上達法! 7回 プレゼン道その2(プレゼンの実践):質問法.相互批判による改善とは? 8回 環境問題を考えるための「数物化生地」:これから学ぶ専門基礎科目の意義! 9回 英語科学文献に挑戦する:論文英語なんてへっちゃら? 慣れればすいすい!? 10回 討論の戦略:枠組みを意識し,その外から眺めるとは? 相手の考えを見抜く! 11回 総合発表会1:チームA,チームBのプレゼンと質疑. 12回 総合発表会2:チームC,チームDのプレゼンと質疑. 13回 打ち上げ:人のネットワークの重要性.個人レポートの提出.後は... 14回 予備日 宿題は毎回発生します! 1〜2回は<フィールド>に出たいですね,相談しましょう. ●成績評価の方法 セミナーでの意欲,チームの発表,個人レポート(各30%),講師の感動(>10%) ●教科書 ・メドウズ,メドウズ,ラーンダズ,ベアランズ3世 『成長の限界−ローマクラブ「人類の危機レポート」』ダイヤモンド社 ISBN4478200017 <古典です!> 上記の続編もあります:メドウズ,ランダース,メドウズ『限界を超えて―生きるための選択』ダイヤモンド社 ISBN: 4478870276 ・できれば,「成長の限界」は第2回までに読んできて...あとは適宜示します. ●参考書 ・戸田山和久 『論文の教室:レポートから卒論まで』 NHKブックス,2002年 私も正月に読みました.著者(名大の先生)は良く知っています. ・野口悠紀雄 『「超」文章法』 中公新書,2002年 これも正月に読みました.『「超」整理法』で有名な著者の文章力上達マニュアル ・木下是雄 『理科系の作文技術』 中公新書,1981年 日本語による作文技術の古典 ●注意事項 ・私(講師)自身,惑星科学が専門で地球環境問題は専門外! 一緒に勉強しましょう. ・けっこうしんどい基礎セミナーになりますが,覚悟はよろしいかぁー ・やる気のない/恥をかきたくないという今の自分を変えたくない人はご遠慮ください. ●本講義に関するウェッブページhttp://epp.eps.nagoya-u.ac.jp/~seicoro/Lect/BasicSeminar/nuide2003.html