シュメール Sumer


イアンナ女神

主な都市
キシュ   Kish   大洪水後の最初の王朝
ウルク   Uruk   ギルガメシュ王の都
ウル     Ur
アヴァン
カマツィ
アダブ     覇王ルガラネムンドゥを輩出
マリ       壮麗な王宮
アクシャク
ラガシュ   Lagash
ウンマ
ニップール      聖都,エンリル
エリドゥ
バドティビラ
ララク
シッパール
シュルッパク

支配者名称

エン     en        ウルクの王から祭司長の意に
エンシ   ensi      祭司王から都市の王の意に
ルーガル lugal     地域を越えた支配者の意

ギルガメシュ叙事詩,大洪水,野生児エンキドゥとの友情,復活の概念

初期王朝成立

エラム人征服時代:  最長100年程度

アダブの王ルガラネムンドゥ: 初のシュメールの覇王

分裂時代,セム系民族の侵入

ラガシュとウンマの抗争

ラガシュ
  ウルナンシュ: 強大化
  エアンナトゥム:
    ウンマ,ウル,ウルク,アクシャク制圧,マリ,エラムに侵攻
  エンテメナ:  ウンマの王ウル・ルンマとの抗争,ザバラムの王イルとの抗争
  ルガル・アンダ: 祭司王,祭司長の息子,自己利益の追求
  ウルカギナ: 改革者,市神ニン・ギルスの委託を受けた者,最古の法典

ウンマ
  ルガル・ザグギシ: 市女神ニサバの法悦祭司の子,王位を奪う,
      ラガシュ,ウルクを制圧,ウルクとシュメールの王,ウルクに遷都

アッカド
  サルゴン: キシュのウルザババ王の酌人,王位を奪いシャルケヌと名乗り
      主神エンリルとイアンナ女神の巫女との子と称す.
      ルガル・ザグギシをウルク近郊で破る.ウルも制圧.首都アッカドの建設.
      地中海・タウロス山脈まで征服,ペルシャ湾へ進出しティルムン島
      (バーレーン)を征服(下の海で彼らの武器を洗った).エラム,
      マカン(オーマン)制圧.通商の活発化,メルーハ(インダス)との交易.
  リムシュ: サルゴンの息子,反乱と暴動を武力鎮圧,家臣に殺される.
  マニシュトゥス: エラムの都市を破壊,家臣に殺されたらしい.
  ナラム・シン: マニシュトゥスの子,37年間王位にあった.エブラ等に遠征,
      ザグロス山脈の民との交戦,一時帝国は最大版図に達する.四つの地域の王 
  シャルカリシャリ: エラムの王クティク・インスシナックの独立.ウルクの独立.
      25年間王位にあり,アッカド周辺のみを守った.しかし,ザグロスの蛮族
      グティウムの侵入で戦死.

グティウム(山の竜と呼ばれる)
    メソポタミア北部にたびたび侵攻,ついにはアッカドを占領・破壊する.
    さらにウルクを破り,約100年間メソポタミアを制圧.

ラガシュ(周辺地域拡大していた,首都はギルス)
    ウルババ: グティウムと盟約を結び南部シュメールを統治
    グデア: 平和を愛し秩序回復・敬虔,芸術・文化が花開く.

ウルク
    ウトゥ・ヘガルは,グティウムの王ティリガンを破り,グティウムを放逐.
    
ウル第3王朝
    ウル・ナンム: ウトゥ・ヘガルの将軍,ウルで反乱,ウトゥ・ヘガルの死後
      全メソポタミアに君臨,シュメールとアッカドの王を名乗り,18年間統治.
      ウルに壮麗なナンナ女神のジッグラト建設.ルネサンス時代.法典制定,
      国際貿易奨励.    
    シュルギ: 神政,46年間統治.イアンナ女神との神聖結婚,「ニップールへ
      のナンナ神の旅」,宰相職を設置.遊牧民の侵入を防ぐため防壁を築く.
    アマルスエナ:
    シュシン: シュルギの防壁を延長する.
    イビ・シン: 宰相ウルドゥナンナが専権を握る.エラム喪失.
      マリ駐在の将軍イシビエラが勢力を拡張し,イシンで独立する.
      エラム人が侵入,王は捕虜としてエラムに連行される.

イシン第1王朝
    イシビエラ: エラム人をウルから放逐,アムル人系王朝を創始.