研究内容 

緑地の減少やヒートアイランド現象など、現在問題視されている数々の環境問題の中でも、都市に端を発するものは非常に多 い。
これらの問題の解決に向けて、空間分解能の高 さ・観測範囲の広さの観点から有効と考えられるTerra衛星に搭載されているASTERセンサや、Landsat衛星に搭載されているTMセンサ等のリ モートセンシングデータを用い、都市の環境問題の解明に取り組んでいる。
研究テーマ:

○ リモートセンシングデータを用いた都市域の土地被覆の変動解析○

○ ヒートアイランド現象のモニタリング ○

愛知県の土地被覆変化の解析

過去約30年間の高空間分解能衛星データを用いて、愛知県における土地被覆変化の解析を行っている。

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過去の緑地の減少地域(黒)と人口変化


名古屋市周辺のヒートアイランド現象の解明

ヒートアイランド現象の解明を行うために、地表面の熱収支の配分を把握することが重要である。
我々は、衛星データを利用した、地表面熱収支モデルを構築し、都市域の熱収支を推定することを行っている。

地表面熱収支の概略

推定された顕熱分布 推定された潜熱分布


小                                 大

2000年7月10日午前11時頃の名古屋市周辺における顕熱・潜熱分布


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Last update : 2009.06.10