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名古屋大学第2回岩鉱ワークショップ 

データ駆動型解析で挑む海洋リソスフェア研究

日程:2019年7月5日(金)10:00-15:00, 6日(土)09:00-16:00
場所:名古屋大学大学院環境学研究科 理学E館

趣旨

岩石鉱物学研究室では,最上部マントルはどのような組成でどのような状態なのか、モホ面は地殻とマントルの物質境界なのか変質境界なのか、これらの問題に取り組むための研究課題「最上部マントルの構造とモホ面の形成過程の研究(基盤研究(S))」をすすめている。

本研究課題の一部として2017年と2018年に清水港の超深部探査船「ちきゅう」で実施された「ちきゅうオマーン」の成果として得られたオフィオライト岩石層序のX線CT画像データを解析するため,新進気鋭の若手〜中堅研究者を岩石鉱物学研究室に招聘した.本ワークショップでは,最先端のデータ駆動型解析の現状と課題を紹介してもらいながら,X線CTデータから何ができるのかについて検討する。

2019年
7月5日(金)
 

理学E館1階E-127室 

     
10:00-10:30 道林克禎(名古屋大学 本ワークショップの趣旨説明とオマーン掘削プロジェクトの紹介
10:30-12:15 桑谷 立(海洋研究開発機構) データ駆動型解析で迫る固体地球現象
     
12:45-13:50 岡本 敦(東北大学) 海洋リソスフェアの流体流動―加水反応―破壊のフィードバック
13:50-15:00 大森敏明(神戸大学) オマーン掘削コア試料のX線CT画像の超解像
     

2019年
7月6日(土)

  理学E館4階E-411室
     
09:00-10:30 大森敏明(神戸大学) オマーン掘削コア試料のX線CT画像の超解像(つづき)
10:30-11:40 高澤栄一(新潟大学) オマーンオフィオライトの形成場についてー
マントルセクションからみた北部岩体と南部岩体の相違ー
     
13:30-14:40 岡崎啓史(海洋研究開発機構) 大量のオマーン掘削コア物理特性データ
14:40-15:50 道林克禎(名古屋大学) オマーン掘削プロジェクトのX線CTデータ解析
     
    終了


第2回岩鉱ワークショップ終了後の記念写真(2019.7.6)