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名古屋大学第1回岩鉱ワークショップ 

(JpGU固体地球科学セクションボード・ハードロック掘削科学フォーカスグループ後援)

最上部マントルの構造とモホ面の形成過程の研究
〜これまでとこれから、さらにその先へ〜

日程:2019年1月25日(金)13:30-18:00、 懇親会(18:00-20:00)、26日(土)08:30-16:00
場所:名古屋大学大学院環境学研究科 理学E館

趣旨
 最上部マントルはどのような組成でどのような状態なのか、モホ面は地殻とマントルの物質境界なのか変質境界なのか、これらの課題に取り組むために2016年5月末日に始まったのが「最上部マントルの構造とモホ面の形成過程の研究」である。本ワークショップを中間報告会と位置づけ、これまでに得られた研究成果のまとめと今後の研究計画について検討したい。さらに次期研究課題の策定に向けて、オープンに議論する場としたい。


名大岩鉱ワークショップ参加者一同。(2019.1.26.13:00 @ 理学E館E101室)

2019年1月25日(金)  

理学E館1階E-411室 <ー 部屋が変更になりました!

     
    <科研費・基盤研究S>
13:30ー 道林克禎(名古屋大学) 研究課題の概要とこれまでの成果について
     
    <深部構造探査>
  多田訓子(JAMSTEC) 海底電磁気観測で見えたもの・見たいもの
  市原 寛(名古屋大学) 比抵抗探査による北海道の超塩基性岩地域の深部構造
     
15:30ー15:45 休憩 理学E館E-416室
     
    理学E館4階E-411室
     
    <物質科学>
15:45ー18:00 片山郁夫(広島大学) モホ面での地震波速度の不連続性はクラックによる?
  藤江 剛(JAMSTEC) 地震探査で見るモホ面の不均質性
  平内健一(静岡大学) 海洋リソスフェアでの深部熱水変質作用が沈み込み開始に及ぼす影響
     
18:00ー20:00 懇親会
(シェ・ジロー ケータリング)
理学E館4階E-431研究交流室
     

2019年1月26日(土)

  理学E館4階E-411室
     
08:30ー10:30 道林克禎 前日の概要紹介
  森下知晃(金沢大学) 海洋プレート下部地殻の面白さ:南西インド洋海嶺掘削成果なども含めて
  市山祐司(千葉大学) 前弧マントルのイメージ
  田阪美樹(島根大学) 実験と天然のマントルレオロジー
  仙田量子(九州大学) Os同位体比から見る地殻とマントルの関係
     
    <海洋底と地殻ーマントル>
10:45ー12:30 小原泰彦(海上保安庁) フィリピン海のテクトニクス ゴジラメガムリオンからマドメガムリオン
  針金由美子(産総研) ゴジラメガムリオンにおける地殻ー流体反応の痕跡
  石塚 治(産総研) 伊豆小笠原マリアナ弧での沈み込み開始にいたるテクトニクス
     
12:30ー13:10 昼食(お弁当、1000円程度)  
     
    <蛇紋岩化作用と環境・生物へのインパクト>
13:10ー15:00 岡本 敦(東北大学) 海洋リソスフェアの蛇紋岩化作用と物質移動:反応実験とモデリング
  纐纈佑衣(名古屋大学) ビックブルー海山から採取された蛇紋岩泥の赤外分光分析
  諸野祐樹(JAMSTEC/KCC) 蛇紋岩の”中”の生命ー流体(泉)やチムニーではなく、岩の中で生命はどう暮らしているのか?(招待講演)
     
15:10ー17:30 横山祐典(東京大学大気海洋研) 固体地球と表層環境の切っても切れない話(招待講演)
     
  全体議論(小野重明、JAMSTEC) ハードロック掘削実現に向けた国内の連携組織の強化
     
  清水健二(JAMSTEC/KCC) 鉱物や火山ガラス、メルト包有物のSIMSによるVolatileの分析法
  福山繭子(秋田大学) 流体包有物のLA-ICPMSによる化学分析
  苗村康輔(名古屋大学) 枯渇してるのに金雲母に富んだマントルかんらん岩は、どうやって出来るの?
     
  全体議論(道林克禎)

仮想マントル掘削計画〜海洋プレート上から下まで〜

     
    終了