以下が山本の履歴書です。大学院に進んで研究に携わるようになってから,はや四半世紀を過ぎてしまいました。教員生活の残りもわずかとなってしまいましたが, もう一息頑張っていきたいと思っている今日この頃です。

1975/3
愛知県立岡崎高校卒業
(教員希望でした。 教育学部は理科1教科、数学IIまででしたので、文系クラスにいました。それが、後々、数学と物理がよく分からず、さらに熱力学が全く分からないという事態を・・・そんなことまで高校時代は想像することもなく・・・)
1975/4〜 1979/3
愛知教育大学特別教員養成 課程(理科)
(高校教員を目指して、大学入試よりも真面目に勉強したのですが・・・あえなく玉砕・・・先生から「大学院へ行ったら?」との甘いお言葉を頂きましたが、まだ真剣味の足りなかった時期です。)
1979/4〜 1980/3
愛知教育大学教育専攻科(理科)
(大学院を意識し、 真剣に勉強を始めた時期です。しかし、熱力学がどうしても分からず、化学ではなく地球化学を目指しました。あのまま化学を目指していたら・・・大学院は無理だったかも知れません。)
19804〜 1981/3
愛知教育大学研究生
(無謀にも、大学院進学を目指し浪人中でした。これまでで一番辛かった時期かも知れません。きっと、両親は私の行く先を案じ、心配で仕方がなかったことと思います。)
1981/4〜 1983/3
名古屋大学大学院理学研究科地球科学 専攻博士課程(前期)
(大学院にやっと合格。「実験の楽しさ」と「親族への後ろめたさ」から、連日12時間以上の実験の日々でした。この実験漬けの時期があったからこそ、現在の自分がいるように思います。博士課程進学を考えている人たちには、是非とも修士課程を無駄にしないで一生懸命に取り組んで欲しい!と思っています。)
1983/4〜 1985/9
名古屋大学大学院理学研究科地球科学専攻博士課程(後期)
(就職の心配もしつつ、論文を書く練習が始まった時期です。博士3年の時に、運良く神戸大学からお誘いをいただき、ODをせずに済みました。多くの皆さんに援助していただき、やっと給料が頂ける身分となれました。感謝でしたねぇ・・・父親が一番喜んだのをよく覚えています。)
1985/10〜 1995/3
神戸大学理学部助手
(28年選手の質量分析器 JEOL 05RB を用いて同位体希釈分析法による隕石の分析をしていました。堆積岩と離れたのは、神戸大学にいた期間のうち7年くらいです。論文が出ずに、ある部分大変な研究期間とも言えます。05RB の火災事件、漏水事件、色々ありましたが・・・一部は懐かしい思い出、一部は辛い思い出となっています。)
1995/4〜 1996/3
名古屋大学理学部助教授
(上司とのもめ事があり、助手でありながら独立して小さな研究室を構えました。このときに、生物学科にあったガスクロマトグラフィーをもらってきて、有機化合物組成から堆積岩の堆積環境推定の研究を始めました。「神戸大学退職まで助手のままで良い!」と、覚悟を決めた直後に名古屋大学お話を頂きました。初めは、「自分で良いのか?」と随分と自問しましたが、いつの間にか慣れてしまいました!)
1996/4〜 2001/3 名古屋大学大学院理学研究科助教授
2001/4〜 名古屋大学大学院環境学研究科助教授
(大阪湾堆積物を題材とした仕事を始めたのと、教室の環境学への所属がほぼ重なり、研究の中心が「環境化学」へと変わったのが自分にとっては何となく自然な流れだったようです。しかし、教室全体を考えると・・・どうだったんでしょうか?)
2007/4 〜 2010/12
名古屋大学大学院環境学研究科准教授
(助教授から准教授へと変わりましたが,何も変わりません・・・)
2011/1 〜
名古屋大学大学院環境学研究科教授
とうとう教授職に就くことになってしまいました。業績からお分かりの通り,私自身3流以下の研究者だと思っています。教授にふさわしい人種とは思っていませんが,他の教授の皆さんと違う私自身のカラーを発揮できれば・・・と思っています。
1986/12/25
理学博士(名古屋大学) 論理博第476号
(学位論文は,Yamamoto,K. (1987) Geochemical characteristics and depositional environments of cherts and associated rocks in the Franciscan and Shimanto Terranes. Sedimentary Geology, 52, 65-108. です。1984年に,足立先生と一緒にアメリカでサンプリングしてきた層状チャートの分析結果で堆積環境の変遷を議論したものです。)

賞罰

1984/3
日本地質学会研究奨励賞
(はじめて自分で書いた論文,山本鋼志; (1983) 岐阜県上麻生付近の三畳系層状チャートの地球化学的研究. 地質学雑誌, 89, 143-162. に対して頂いた賞です。もちろん,投稿前は,杉崎先生からコテンパンにやっつけられました・・・)
1990/10
日本地球化学会奨励賞
(名古屋大学の大学院生時代に書いた一連の論文に対して頂いた賞です。杉崎先生や足立先生はじめ多くの皆さんに支えられて感謝です。推薦してくださった田中先生にも感謝。)
2012/5
Geochemical Journal Award 2012
(日本地球化学会が発行している英文誌「Geochemical Journal」の前年度ベストペーパーに与えられる賞です。副会長が連名の論文が受賞というのもちょっと引っかかるところですが,学生さんが頑張って書いた論文ですので,有り難く頂きました。)
Fujiwara, S., Yamamoto,K. & Mimura, K. (2011) Element dissolution processes from subducting sediments into fluids: evidence from chemical compositions of the Sanbagawa pelitic schists. Geochemical Journal,45, 221-234.