山本の担当講義を一覧で紹介します。 この他にも,2年生の「フィールドセミナー」や 3年生「地球惑星科学セミナー」・「地球化学実験法1および実験」の一部も担当しています。 大学院の担当セミナーは,地球化学講座のゼミ「コロキウム」への出席により単位がでます。

1.全学教育科目 工学部対象「地球惑星の科学」(木曜3限)
2.理学部専門科目 「地球惑星化学1」(火曜4限)
3.理学部専門科目 「地球化学実験法2および実験」(金曜3・4限)
4.大学院講義 「環境分析法1・2」(火曜3・4限)




全学教育科目 工学部対象「地球惑星の科学」


 本講義では,我々の住む地球がどのような特徴をもった惑星であるのかを理解するとともに,地球惑星科学の概要を紹介することを目標とする。このため,宇宙や太陽系の中での地球の起源,地球の形状と内部構造,地球を構成する物質の種類や性質,水圏・気圏も含めた地球の表層環境などについて解説し,地球に対する理解を深める。また地球惑星科学で用いられている代表的な研究方法なども紹介する。

授業内容

1.ガイダンス(講義の進め方と講義内容の概略)
2.宇宙の年齢(ハッブルの法則)
3.太陽系の構成
4.太陽の活動と惑星運動の規則性
5.隕石の起源と種類
6.地球の形状と内部構造の調べ方
7.地球を構成する各部分(核〜地殻)
8.地球を構成する各部分(海洋と大気)
9.岩石の年代測定(地球の年齢)
10.大陸移動説とプレートテクトニクス
11.プレートテクトニクスと地質現象
12.岩石を構成する鉱物
13.身の回りの岩石(火成岩)
14.身の回りの岩石(堆積岩)
15.総括とテスト

 平成29年度までは出席を取り,成績に出席点を加味していましたが,平成30年度からは出席を取りません。期末試験一本で成績を付けます。



理学部専門科目 「地球惑星化学1」


学部2年生向けの必修科目です。毎回,小レポートを課し出席を取ります。休まずに出席して下さい。講義内容は,

1) 地球化学とは
2) 太陽系の元素存在度と元素合成
3) 元素と同位体
4) 放射性元素と放射壊変
5) 元素の安定性
6) 地球の材料としての隕石
7) 地球の化学組成
8)二酸化炭素の重要性


 といった,基礎的な内容です。出来る限り,計算問題,演習問題を取り入れた講義を考えていますので,電卓などの計算できるものを用意して下さい。いざとなれば,携帯電話の計算機能でも大丈夫です。



理学部専門科目 「地球化学実験法2および実験」


 本講義は,地球化学講座の教員全員で分担開講しています。基本的に,機器分析を行いますが,山本は蛍光X線分析法を担当します。「地球化学実験法1および実験」で湿式分析を行った岩石試料を用いますので,捨てないようにして下さい。

蛍光X線分析法

 蛍光X線分析法とは、「岩石試料を含むプレスペレットもしくはビーズに、X線管球より発生したX線を照射し、試料中の各元素を励起状態にし、それらの元 素が基底状態に戻るときに発生する二次X線(これを蛍光X線と呼ぶ)を分光結晶により分光し、ガス計数管もしくはシンチレーションカウンターで計測し、含 有量と計数値から検量線をかいて定量する。」方法です。本来なら検量線作成からやって頂きたいのですが,時間の関係で各自自分の試料からガラスビーズを 作って,定量を行って頂きます。
 原理の図を下に示しておきます。




 庄野利之・ 脇田久伸編著「入門機器分析化学」三共出版p.120&121 より


 本実験では、蛍光X線分析用のガラスビーズを作成し、蛍光X線分析を行う。
ガラスビーズは以下の方法で作成する。秤量瓶に,試料約 0.7g と0.7g:6.0g の比になるように、四ホウ酸リチウムを秤取る。秤量瓶中の試料と四ホウ酸リチウムを良く混合した後、ビーズサンプラーにより1,050度に加熱し、完全溶 融した後、急冷ガラスを作る。このガラスビーズを蛍光X線分析装置にて定量分析を行う。
 湿式分析法で得られた分析結果との対比やCIPWノルム計算等をレポートして提出する。


講義の中身に関する質問は、トップへ戻って左の「お問合せ」からお願いします。





大学院講義 「環境分析法1・2」

 平成23年度より「岩石化学特論」は三村先生との共同授業の「環境分析法1」および「環境分析法2」に生まれ変わりました。本講義では,化学分析の基礎,環境分析に良く用いられる分析機器の使い方と実習を含みます。さらに,得られた結果の解釈などについても言及したいと思っています。実習を伴いますので,受講人数制限(8名以下)をします。


1.山本担当の実習
 a.  イオンクロマトグラフィーによる環境水の化学分析
 b. 蛍光X線による岩石・堆積物試料の化学分析

2.三村先生の実習
 a. ガスクロマトグラフィーによる堆積物中の有機物分析
 b. 元素分析計による堆積物中の有機元素組成分析


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