ゼブラストーンとは・・・



 左の3種類の岩石をご覧下さい。ベージュの部分と小豆色の部分が交互に並んで、まるで「シマウマの縞」のような配列をしています。このような石を「ゼブラストーン」と呼びます。一番下のは、縞が歪んだり、縞が切れて小豆色の島が出来ているようにも見えます。このような不思議な岩石が地球上(オーストラリア)には存在します。
 元々の岩石はベージュの部分であり、細かな粘土鉱物が集まった「シルト岩」だと思われます。そこに、小豆色の鉄に飛んだ液体がしみ出して縞模様を作ったと考えられます。しかし・・・一般には、このような模様は均質化されるものです。たとえば、バケツの水の中に黒インクを垂らしたら、黒インクは水の中に拡散して、黒インクの跡は無くなってしまうはずです。
 きっと、ゼブラストーンを作るには、単に元素が移動するだけではなく、何らかの「特別な」メカニズムが働いているはずです。そのメカニズムとは何ぞや?を調べるために、オーストラリアへ行って、ゼブラストーンを採取してこよう!ということになりました。
 
 今回の調査は、山本の他に名古屋大学博物館の足立教授と吉田准教授の3人で行きました。その報告です。

調査中の下の日記をご覧になると、顛末が分かると思います。

 この二日間はフィールド調査を行っていました。気温は37〜38℃。「ゼブラストン」と言う縞々の石を探しに行きましたが、目的に近い石は見つかりましたが、きれいな縞模様の石は見つかりませんでした。
そこで、「ゼブラストンギャラリー」というお店に行ってみたら、きれいなゼブラストンがいっぱいありました。『現在ではゼブラストンのとれるところはほとんど人工湖の下に隠れてしまって、人工湖の中の島でしかとれない。』と言う店の人の説明でしたが・・・本当かなぁ?? でも2日間できれいな石のとれるところを探すのは到底無理ですので、購入してきました。20Kgもあるきれいな石も含めて、たくさんの試料を「同僚が!」購入しました。私はわずかに「お土産」だけです。船便で送ってもらうため、良い試料が届くには1ヶ月以上かかります。
とにかく、連日37〜38℃の中で、汗びっしょりでした。そのおかげで、一日に3回もシャワーを浴びますし、シャワーを浴びると着替えがしたくなってしまい、シャワーと洗濯の繰り返しでした。



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