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これまでの研究成果を紹介します!

地質・地球生物学講座生物圏進化学研究室に2011年度まで在籍していた河邑圭太(指導教員:須藤 斎)の卒業論文の内容が日本珪藻学会誌 に公表されました!

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河邑圭太・須藤 斎・柳沢幸夫 (2011). 岐阜県瑞浪地域の中部中新統生俵層の珪藻化石年代層序. Diatom, 27, 17-32.

本論文は河邑圭太さんが卒業研究で行った研究の一部をまとめたものです.本研究では,岐阜県瑞浪地域に分布する中部中新統の生俵層の珪藻化石を,地表の層序セクションとボーリングで採取された試料を用いて分析しました.その結果,本層の珪藻化石群集は,新第三紀北太平洋珪藻化石帯区分のNPD 4A帯(Denticulopsis lauta帯)下部の生層準D41(D. praelautaの初産出)とActinocyclus ingens f. nodusの初産出層準の間の区間に位置づけられることが判明し,本層は15.7〜15.8 Maの研究開始当初の予想とははるかに短い年代区間内で堆積したことが明らかになりました.